Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第57回−8

1878年9月24日 火曜日
小泉氏が昨日来て、おやおさんがすっかり回復されたので、明日から授業に来るとのことだった。
彼女が来るのは嬉しい。お逸も喜んでいる。
お逸と私は午前中にド・ポワンヴィル夫人の赤ちゃんがよくなったか聞きに出かけた。
赤ちゃんはだいぶよくなり、夫人はとても親切だった。
女の子たちみんなのための、素敵な簪の一杯入った箱が届いた。
それと一緒に京都の景色や芸者の写真があった。
午後メイと一緒に、私たちの新聞を読むことになっているジョージの家に出かけた。
ジェニーとガシーも来ていた。
私たちの新聞の第三号は素晴らしい大成功。
メイの書いたものと私のとどちらに賞を出して良いか決めかねて、結局賞は出されなかった。
みんなで体重を量りに税関へ行った。
メイが83ポンド、ジェニーが103ポンド、ジョージが125ポンド、ガシーが120ポンドで、私が105ポンド。
みんな重いので大笑い。
とりわけガシーが一番若いのに一番重くて、一番背も高いので恥ずかしがった。
豪快な性格なガシーだけど、身長の話題だけは本当に苦手なのだ。
ジョージの家に戻ってから素敵な夕食を頂き、間もなく解散した。
ジェニーとガシーはアメリカに渡ったヴァーベック家のエマから手紙を貰った。
エマはサンフランシスコが気に入っているらしい。
とりわけ驚いているのは、女の人たちの太い腰や大きい胸だそうだ。
ウィリイはフロックコートを着た洗練された格好の同年配の青年と並ぶと、長い脚に大きい脚、短いジャケットでとても奇妙にみえるそうだ。
ヴァーベック夫人は日本が恋しくて、エマと自分自身のために日本に沢山の絹の服を注文された。
新品の洋服の関税はとても高いのに、馬鹿なことだ。
エマは私にも手紙をくれると約束したのに書いてくれない。