Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第57回−9

1878年9月25日 水曜日
富田氏が今朝みえた。
「勝家の近くに良い家が見つかったから、多分勝氏がそれをホイットニーさんのために買い取ることになるでしょう」
それで勝氏の希望により、我が家の二千ドルの預金の証明書を富田氏に預けられた。
私たちのお金の元本には手をつけない代わりに、利息が家賃として取られるというわけだ。
もしも利息が地代分にならないで勝氏が損をする場合は、大鳥氏と富田氏がその分を分担するということになっている。
家は徳川邸の向かい側にあり、勝家の近く、間に学校がひとつあるだけであって、その点が何よりだ。
おやおさんは来られなくて、その代わりに小泉氏から手紙が来た。
都合で彼女は来られなくなったというのである。
私は森氏のお母様を訪問し、おしずさんやおひろさんとお話をした。
二人は居間で羽織を縫っておられた。
午後には森夫人を訪問した。
彼女はとても親切で愛想が良かった。
三十日頃にここに越して来られるそうだ。それは嬉しい。