クララの明治日記 超訳版第59回−10
1878年10月24日 木曜日
今日ビンガム夫人のところへ持って行くものを朽木氏に渡すため、彼のところへ行ったが留守だった。
横浜に行ったとのことだった。
船が明日未明に出発するのだと云いながら、夜の八時に彼は駅へ駆けつける途中で立ち寄った。
友人を一人連れてきたが、飯島という人だった。
「飯島氏のお母様を是非訪ねてあげて下さい」
朽木氏は私にそう云った。お母様は大名の奥方である。
1878年10月24日 木曜日
今日ビンガム夫人のところへ持って行くものを朽木氏に渡すため、彼のところへ行ったが留守だった。
横浜に行ったとのことだった。
船が明日未明に出発するのだと云いながら、夜の八時に彼は駅へ駆けつける途中で立ち寄った。
友人を一人連れてきたが、飯島という人だった。
「飯島氏のお母様を是非訪ねてあげて下さい」
朽木氏は私にそう云った。お母様は大名の奥方である。