Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第60回解説

【クララの明治日記 超訳版解説第60回】
「……噂には聞いていましたけれど、本当に“ラノベのキャラ”みたいな方ですわね、ミス・カミングスは。これ、本当は原文を弄っているんじゃありませんの?」
「ところがどっこい! 殆ど原文のままだったり。英語版と対比すると面白いんだよ。
例えば、群衆に対しての『皆さん、道を開けてくださるか』は
『Good people,will you be kind enough to step back?』で、
クララの家の使用人であるヤスに対しての『お前さん、あのブロンズを取って』は
『Show me that bit of bronze,my dog』っていうのは、ちょっとひどいかも?
でも、最後の『上出来だったわ、アンタ』は『Well done,good fellow!』。
男前すぎるよね!』
「しかしクララ、彼女のことを本当に『The Gorgon』って呼んでますのね。
その他にも散々文句も云って、それでいて彼女のことが本当にたった一日でお気に入りになったのがよく分かりますわ」
「その『The Gorgon』なんだけど、このブログの由来からすると、読みは勿論“ゴルゴン”だよね。しかも彼女、背が高くて、骨董品が大好き。殆どそのまんま“ライダーさん”だよね」
「だからといって、勝手に“騎乗スキル”とか付け加えるんじゃありませんことよ? 確かに自転車はもう発明されていますけれども」
「…………(ボソッ)やっと設定が固まったオリジナル小説では、そのまんま出て来る予定だったり。。。」
「(聞こえなかったことにして)
ところで、話は元に戻りますけれども、原本に近い筈の英語版には何故、この“逢い引き”の前日、28日の日記がなかったりしますの? この日の日記がないとクララが案内することになった経緯がちっとも分かりませんのに」
「あー、それはアレだね。多分だけど『あの大きなフィジー諸島の住民にくっついて歩く』の件のせいかも? 英語圏でも“言葉狩り”ってあるのかな? 
ところで、フィジーの人たちって背が高いの? カミングス嬢って、スコットランドの侯爵家の一族なのに、なんで脈絡もなくフィジーなんだろうって」
「フィジーの人間の生態をどうして私が知っていますの……って、いまお逸、貴女、なんて云いましたの!?」
スコットランドの侯爵家の一族」
「……なるほど、山のように骨董品を買えるのはそういう理由ですの。しかしどんな侯爵家の姫様ですの、この方は」
「さてさて、そんな彼女の更なる活躍についてはまた次週。
来週も引き続き、ようやく実現した“ラノベ風に明治文明開化事情を読もう”を期待して下さいませ」
(終)

と云った所で、今週も最後までお付き合い下さった方、有り難うございましたm(_)m。
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