Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第61回解説

【クララの明治日記 超訳版解説第61回】
「相変わらずの男前だよねぇ、カミングス嬢は」
「人には個性という物があって、それをどうこういうつもりはないのですけれども、流石に『チッ、いまいましい!』というのはレディとしてどうなのです?
英語の原文の方はどうなっていますの? やはり“神を罵る台詞“なのです?」
「それが残念ながら、出版されている英語バージョンにはこの日の記述がないんだよねぇ」
「……まさか“出版できないような台詞”が綴ってあったんじゃないでしょうね?」
「11月2日分の日記もカットされているから、単純にページ数の関係で削られただけだとは思うんだけどね。それにしても、原本に近い英語版の方がずっと省略が多いのは資料的価値としてはどうなのかと」
「まだ“たった百年しか”経っていないので、原文そのままを公開できないとしても、当たり障りのないところは公開して貰いたいものですわ」
「そうそう、後世の歴史家のためにもねー」
「……それはその通りだと思いますけれども、どこぞの誰かの“伝奇SFネタとして利用したい”という極めて個人的願望に基づくような気がするのですけれども?」
「気のせい気のせい! さて、本日分の解説だけども」
「解説もなにも“カミングス嬢、好き放題に生きる!”だけでしょうに、今回も?」
「ところがどっこい。団子坂の菊人形展の話だの、内田写真館の1878年時点の様子だの、実は風俗史的にはさりげなく重大なことを書いてあるんだよねぇ、本当にその手の専門家にしか意味がない知識だけど。
あと大久保利通卿暗殺の件とかだと、当時の人たちの一般認識が分かったり」
「当時の人々の“生の姿、生の認識”が分かる、というのがクララの日記の意義深いところですわね、確かに」
「さて、二週に渡ったゴードン・カミングス嬢編はいったん終了になります。残念だけど」
「もう一度、彼女には出番がありますけれども、しばらく先ですものね」
「次に彼女が登場する時は、意外な超有名人のパーティー会場になのますので、それが誰かも気長にお楽しみに!」
(終)


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