Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第62回−5

1878年11月18日 月曜日 
昨日の続報である。
兵隊と警察官の間の衝突は大事件であったことを今朝聞かされた。
数人の人が殺され、あるいは虎ノ門の橋の上から堀に投げ込まれたそうだ。
兵隊は抜刀を禁止されており、禁を犯した者は死刑になる。
従って必然的に、六尺棒を自由に使える警官のほうが優位に立つことになる。
今朝早く富田夫人のところへ行って、団子坂の菊の展示会にお誘いした。
夫人は行くと仰ったので、私は支度をしに家へ帰ってきた。
二時に私たちの「菊見」の仲間が集まった。
母とド・ボワンヴィル夫人、ディクソン氏、アディ、富田夫人、村田夫人と私は揃って出かけた。
展示は綺麗で上手に出来ていたし、菊の花は大きくて綺麗であった。
だけど正直なところ、私は花も見飽きたし、人も見飽きた。
私たちは久保町の「売茶亭」というお茶屋に行き、そこで村田氏に会って素晴らしい日本食の夕食をいただいた。