Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第64回−4

1878年12月3日 火曜日 
今朝大山夫人は授業が終わってからしばらく雑談をして帰られた。
その後、私は森夫人の好物である蜜柑ゼリーの作り方を教えるために森家に出かけた。
一番のご家来やその他の人々が森夫人、料理人と私の周りに集まり、私がゼラチンを作るのを見学した。
ゼリーはうまく出来たけれど、多少固すぎたかも知れない。
午後には明日から明後日にかけて私たちが引っ越すことになっている新しい家に行った。
ストーブの取り付けを見るためである。
行ってみると、勝夫人、お逸、小鹿さん、内田夫人(お逸の一番上のお姉様であるお夢さんのことだ)、疋田氏、富田氏が一番良い引っ越しの方法について相談して下さっている最中だった。
「すぐ近くだから矢のように雨が降っても会いに行くのは問題ないわね」
お逸は、そう云うけれど、私としては「熊手のように降っても大丈夫」といいたいところだ。
皆さんとても親切に考えて下さり、引っ越しも手伝って下さるおつもりで、本当に有り難い。