Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第65回−5

1878年12月16日 月曜日
ひどい風邪を何処かでひいてしまって、一日中寝ていた。
鼻風邪は不快で気分が滅入ってしまう。
でも母とアディに相手をして貰い、裁縫の本を読んだり、昨日松平夫人が持ってきて下さったお菓子を頂いたりして、結構楽しく過ごした。
大山夫人は二階に上がってきて勉強をなさり、終わってから話をしてゆかれた。
感じの良い方である。金曜日においで下さるようご招待した。
勝夫人が来られて「たとえ病気でも、寝てばかりいては駄目ですよ」そうお叱言を頂戴した。
代わって、お逸が長いこと話をして行った。
本当に良い人で、私はこれほど親しい友達はかつて持ったことがない。
彼女は少女でもあり淑女でもあって、勝安房守の令嬢に相応しい人だ。
一日中床に就いていると退屈するけれど、完全に元気をなくしてしまうわけではない。