Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第66回−2

1878年12月21日 土曜日 
母は午前中にド・ボワンヴィル夫人を訪問した。
可哀想にチャーリーちゃんは種痘で腕に炎症を起こしてしまったのだ。
夫人はうちのすぐ近くの赤坂檜町に近く越して来る予定である。
月曜日の午後教会の飾りつけを私に手伝って欲しいと仰ったそうだ。
午後アディと一緒に買い物に出かけて、母にあげる綺麗なトースト立てと財布を買った。
家を出た時はよく晴れていたのに、帰る頃にひどい土砂降りになった。
かと思うと、急に陽がさしたりしておかしな天気だった。
こういう天候を日本では“狐の嫁入り”というんだよ、とはクリスマスのための裁縫を手伝いに来てくれたお逸の弁。
ウィリイから福井で打った電報と手紙が同時に着いて、帰りの道順の予定が書いてあった。
ウィリイは契約が更新されたので、帰って来ても長くはいられないのだけれど、早く帰ってほしい。
先日の晩、勝氏がご親切にウィリイのことを尋ねて下さった。
どなたもウィリイのことを褒めて下さる。
ことに金沢でキリスト教への関心を呼び覚ますことに成功した様子だし、何軒かの家に聖書があることを彼は発見した。