Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第66回−3

1878年12月22日 日曜日 
今日はソーパー先生が「徳」について説教されたが、後ろから風が吹き付けるので母が心配して、私に家に帰るようにと云った。
そのため私はお説教を聞くことができなかった。
私たちの隣の席のホワイト夫人が、暖房が暑過ぎて卒倒したために戸も窓もみんな開けたので、ひどく冷たい風が流れ込んだのだ。
日曜学校の方はマクラレン先生のクラスに出たが、お話はとても面白かった。
午後の私の家の日曜学校には、おやおさんがおすみを連れてみえた。
「わぁ〜、随分お久しぶり♪」
お逸は久々の再開に喜んでいたけれど、私としては小泉氏がお伴をして来るのは不愉快だ。
彼はひどく威張っている。
ところで、クリスマスのお祝いを二十八日まで延ばすと、おやおさんは来られない。
去年亡くなった婚約者であった松平康倫氏の一周忌なのだ。
でも、ウィリイは二十八日でないと帰って来られない。
それで月曜日の三十日まで延期することになるだろう。
おやおさんは背が伸びて一段と綺麗になった。
どうか聖書に対する関心を失わないで下さるように。
そうすればキリスト者としてどんなにか良い働きがおできになることだろう。