Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第66回−5

1878年12月25日 水曜日 メリークリスマス。
芝教会へクリスマス礼拝に行った。
ウィリイが帰って来るのを待つことにしたので、今日はクリスマスのお祝いはしない。
「じゃあ、うちに餅つきを見に来なさいよ」
お逸がそう誘ってくれたので行ってみると、男性の使用人が蒸した餅米を臼の中に入れて、大きい杵で搗いていた。
餅がやわらかくなると別の男がそれを綺麗な広い板の上に乗せて、米の粉をつけてこね、いろんな形に丸める。
紅を使ってピンク色にしたものもあった。
奥様は「貴女がたが食べる用ですよ」と砂糖や、大根下ろしや海苔をつけたものを下さった。
とてもおいしかった。
これが毎年行われる新年の準備で、女中たちは午前二時に起き、一日中働いていた。
聖書にある“膨らし粉を入れないパン”というのは餅のことではないかと思う。