Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第69回−6

1879年1月19日 日曜日
昨晩、江戸ホテルが焼失した。
なんと持主が名を売るためだけに放火したのだった。
居留地全体が助かったのは奇跡だ。
ミス・マクニールの家の屋根とマクラレン氏の屋根が燃えたが、ごく一部分で、あれほど近いのに他の建物は無事だった。
今日の日曜礼拝ではディクソン氏が『サウル』の中の「死の行進」を演奏してくれた。
「天国に昇っていくような気持ちがするわね」
そう云ったお逸は「自分のお葬式の時にその曲を弾いて貰えるなら死にたい」とまで云った。
「カフサラムの写しが欲しい」
私がアンガス氏にそう云ったことを伝え聞いたディクソン氏は、私がそんなものを欲しがったり、カトリックの聖アグネスが好きになったりしておかしいと思ったそうだ。