Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

クララの明治日記 超訳版第78回−2

1879年5月10日 土曜日
木曜の夜、YMCAでとても良い会があった。
ターリング氏がテニソンの「眠れる美女」を朗読したが、美しい言葉と読みが合っていて非常に効果的だった。
昨日は十六日に発つベイリー夫人をお別れに訪ね、リリーを今日の午後に招待した。
シェパード姉妹にも手紙を出しておいたら、二時に来た。
大声のグレッティーは自慢屋で騒々しく、アニーは青白くて気が抜けたようだし、ルイーズは生意気で、一番上の姉さんの自信たっぷりな態度とうるささを真似しようとしていた。
リリーは綺麗な服を着て後から来た。
リリーはイギリス人で、他の人はアメリカ人だが、リリーの静かな美しいマナーが対照的で「いいな」と思わずにはいられなかった。
疋田家から、お輝としげのがお茶に来て、おしゃまな話し方が面白かった。
私がテーブルの用意をしていると、しげのがそばに来て囁いた。
「クララさん、真ん中の女の子は黄色い目をしているわ」
そして、お輝もしげのも、可愛らしく手を合わせて私に頼んだ。
「お願いだから、あの黄色い目の女の子と隣にしないで!」