Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第81回−2

1879年6月6日 金曜  
今週はずっと雨続き。
だから今日、陽がさして木陰がちらちらしているのを見て驚いた。
ビンガム家を訪ねたら、ビンガム公使しかおられなかった。
私たちをとても親切に迎え入れて下さり、気持ちよく長い間話をされた。
他のお客様が来たのでお暇をし、何軒かまわった。
今夜は勝氏、小鹿さん、津田氏、ディクソン氏、お逸などを招待した。
中村氏は来ることになっていたが「天気に逆らえないから」と云ってこられた。
松平氏とその大叔父様である黒田家の殿様も招待したが、先約がおありだった。
とても楽しい夕べだった。
勝氏はとても愛想よく「クララさん」と、私にまで話しかけ、チェッカーやチェスをした。
小鹿さんも愛想よかった。
津田氏はいつものように面白く、汗っかきの人の善い田舎のお百姓さんそのものだった。
「大きくて、赤くて、デコボコしていて、まるで苺みたいですね」
これはシュウによる津田氏の評だ。