Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第85回−3

1879年7月13日 日曜 
今朝は長崎のデイヴィッドソン氏が、神の約束について説教をなさった。
ゴルゴダの丘から出発して、私たちを無事に天国に届けてくれる鉄道にたとえて、平和な道を探しているうちに唯一の道を見失う者もあれば、それを見つけて他の人まで一緒に連れて行く者もあると上手に説明なさった。
午後の日曜学校では、ミス・ホアのクラスまで受け持ったのでビクビクものだった。
生徒は私と同年ぐらいの人もいるし、聖書のことをよく知っている上、私はミス・ホアのように字を読めないし、説明もできない。
「ショー夫人はたまにやって来る息子の相手をする以外はすることがないのに、ショー氏の生徒でもあるこの人たちの面倒をどうしてみてくれないのだろう」
そんなことを思うと、腹立たしくさえなった。
だが私は精一杯、教義問答を聞いたり、ルカ伝を一人ひとり読ませたりしているうちに、生徒は十五名いたので時間一杯になった。
ディクソン氏は水曜日に飛騨へ行くので、今夜の祈祷会後は秋までいらっしゃらない。