Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第86回−2

1879年7月18日 金曜 
今朝ウィリイから電報が来て、すぐに出発して二十二日には上田に着く予定とのこと。
兄が戻ってきてくれるのは、私たちにはとても嬉しいことだ。
しかし、兄はきっと苦労をすることだろう。
一家全員にとって先は真っ暗の状態だが、これまで決して私たちを見捨てることなく助け、慰めて下さった神を信じるのみだ。
御名に栄えあれ!
お逸は昨晩、同じ劇を見に新富座へ行ったらしい。
下級役人や外国人雇用者が招待され、お逸は津田仙氏と行った。
今日の午後、アラート号所属のアメリカ海軍のヘイワード氏とディヤリング氏が母、小鹿さん、お逸、私を訪ねてきた。
牧師のヘイワード氏はどうも良い人とは思えない。
行動の端々に性格がうかがえる。
小鹿さんは「海軍付の牧師には時々最悪の人がいる」と云っていた。
ディヤリング氏はアナポリス海軍兵学校で小鹿さんと一緒だったが、親しくはしていなかった。
お逸にひどく惹かれたようだ。