Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第94回解説

【クララの明治日記 超訳版解説第94回】
「今週はいつにもまして解説すべき点がないんだけど、一点だけ補足。
この連載を最初から読んで下さっている方でもきっと覚えていないでしょうけれど、10月4日の日記で、クララが見学に行った船というのはクララが1875年に初来日する際に、アメリカから乗ってきた船ね。
実は原文の日本語訳の方ではその部分が省略されていて、ブログ主も最初は『???』状態だったんだけど、船名に聞き覚えがあったので調べてみたらドンピシャだったって」
「時の流れというのは本当に早いものですわね。
この日記の時点で1879年の10月ですので、日記の中でも既にクララの来日から丸4年経過しているわけですのね」
「それを云ったら番外編も含めると、この超訳日記の連載も間もなく二年だけどねー。
だから大雑把に計算すると、クララの二週間分の日記を一週間ごとに紹介している勘定。
凄いんだか、凄くないんだか、よく分からないけど」
「……ま、暇人しか出来ない更新であることは確かでしょうけどね」
「私たちが担当しているこの解説コーナーも今読み直すと、それなりに修正が必要みたい。
大筋は間違ってないんだけど、新事実が一杯判明してるんだって。
それこそ今週資料を読んでいて確認できたのだと、幕末期以降活躍した学者で杉田玄白の後裔であり、クララの日記の初期にはよく登場した杉田玄瑞氏と同志社創始者である新島襄氏との関係。
恐らく幕末期に師弟関係があったろうと推測してこのコーナーで書いたら、ズバリそのままの裏付けが出てきて、更にクララの日記の常連である津田仙氏とも幕末時から知り合いだってことまで分かったの。
しかもただの知り合いじゃなくて、密出国してアメリカにいた新島氏の手紙を密かに預かって、その家族に渡していたくらいの深い間柄でね。
で、明治になってからその津田氏の娘の梅子さんがアメリカ留学中に訪ねてきたのが新島襄氏で、更に新島氏の密出国の罪を消すために奔走したのが森有礼氏。
つまりこの日記の時系列上ではずっと先になるけど、クララが新島襄氏、そして津田梅子さんと友人になるのは、必然的だった、ってわけ」
「貴女がその“発見”に昂奮しているのは分かりますけれど、まったくもってそんな研究報告に興味がある人間なんて、日本に数えるほどしかいませんわよ?」
「……グーグル先生で“クララの明治日記”で検索すると、Amazonさんの次にでてくるものね、ブログ主のサイト。
ただなんでか、何回別の機会に検索しても第22回なんて半端な回が検索ページとして引っかかるのか不思議だけど、ブログ主の検索履歴の関係なのかな?
当コーナーを読んで頂けている方、一度検索サイトで試して頂いてご報告して頂けると幸いです。
以上、今週は完全に脱線版の解説編でした」
「ちょ、ちょっと! 本当にこれで今週の解説編は終わりますの!?」
(終)


と云った所で、今週も最後までお付き合い下さった方、有り難うございましたm(_)m。
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