Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第97回解説

【クララの明治日記 超訳版解説第97回】
「甥っ子さん、可愛いですわね、お逸」
「……うん、我が甥ながら可愛いとは思うわよ。クララに元々懐いていたし」
「まだ落ち込んでますわね、この娘は。
貴女とクララの悲しい別れのシーンはまだ少し先なんですから、しゃきっとなさい!」
「わ、分かってるわよ!」
「さて、今回の解説は“その後”の疋田玄亀君について、なのですけれど、特に際だった業績を上げたようではなく、一般的な歴史書の類では全く行方知れず。
でも、ネットの時代というのは負の側面もあるでしょうけれど、先週の藤島氏の場合と同様、ことマイナー人物の情報収集に関しては素晴らしいものがありますわね。
ネットで“疋田玄亀”と検索すると、ちゃんとその名前が出てきましたわ」
「俳句の本を出しているのよね、玄亀は」
「そう“明治俳書目録”というページに、明27.07『かたみ草』編集者 疋田玄亀と名前がありますわ」
「あと、同じページに、明21.04『月並句合』東京赤坂 疋田正善、とあるのは孝子お姉様の旦那様、つまり玄亀の父親のこと」
「つまり親子揃って、俳諧の仕事に関わってたわけですわね」
「ちなみに。疋田正善叔父様の孫に当たる人物が、この“クララの日記”を発掘し、翻訳した人ね」
「疋田家は伝統的に文学方面の仕事に携わっていた、ということかしら?」
「さあ? そのへんは何とも。
正直に言うと、どうも父様、孫に対しては無頓着というか、無関心だったみたいだから。
ブログ主、確保はまだしていないものの、面白い資料が載った本が存在することは発見したようだから、また機会があれば報告するでしょう」
「さて、疋田家関連はこのくらいにして。後半のディクソン氏との微妙な機微の感じられるシーンですけれども」
「……この件については、次回“決定的な転機”が訪れますので、また来週詳しく」
(終)


と云った所で、今週も最後までお付き合い下さった方、有り難うございましたm(_)m。
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