Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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クララの明治日記 超訳版第109−4回

1880年1月20日 火曜
今朝は大山家で食事をいただき、とても楽しかった。
大山中将は西郷中将の従兄弟で、鍛冶橋の川路氏の古い家に引っ越したばかりである。
きちんとしたしつらえの家で、日本風の増築がしてある。
大山夫人は病気をしていたので、やつれて見えたが、とても楽しい午後を過ごした。
大山中将はでっぷりして陽気な紳士でよく笑い、面白い話をたくさん知っていた。
彼はフランス語を流暢に話し、ヨーロッパには三度、アメリカにも二度行ったことがある。
それで私たちの帰国の旅についていろいろ情報を教えてくださり、地図や絵も見せてくださった。
彼は本当に気持ちのよい人だ。
四時頃においとましたが、好意がとても嬉しかった。
おみやげにお菓子をたくさんいただいた。
夜はマーシャル氏に招待され、そこでディクソン氏に会った。
もちろん私はディクソン氏と仲好く話をした。
夕食後は絵や本を見たり、音楽を楽しんだりして格別に楽しかった。