Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

帰ってきたクララの明治日記 第6回解説

【帰ってきたクララの明治日記 超訳版解説第6回】
「前回の解説でも少し話したけど、クララの日記の雰囲気、随分変わったでしょ?」
「確かに。お母様を亡くした直後の日記であることを差し引いても、日記全体の醸す雰囲気が来日宣教師の日記に似てきた気がしますわね」
「幕末維新期にやってきた宣教師たちの記録もそれなりに翻訳されていて、その本なりに面白いんだけど、やっぱり外交官や旅行家、何かの学者さんの記録に較べると、抹香臭いんだよねー。だから記録の割に翻訳本数が少ないんだと思う」
「来日した目的がそもそも宣教なのですから、仕方ありませんわ。
それでも当時の宣教師・牧師は、ヘボン博士に代表されるように医師や学者、更に外交官を兼ねていた方が多かったですから。
実際わたくしの義父も学者・外交官兼任ですし」
「そんな宣教師や牧師たちによって広められ始めたキリスト教だけど、明治10年前後から、本格的に日本人宗教家が出て来るんだよね。
いわゆる“キリスト教界の三傑”の登場によって」
「学農社創立者にして明治最初の女子留学生で、津田塾大学創設者である津田梅子さんの父親である津田仙氏、同志社大創始者である新島襄氏、人間の自由と平等を説いた東京帝大教授の中村正直氏ですわね」
「考えてみれば、クララ、この三人共に面識があるんだよねー。
津田氏はクララの来日当初からずっと友達で、後に娘の梅子さんとは親友になるし、中村氏はクララの日記の前半では結構登場しているし、新島氏はこれから結構登場してくることになるし」
「クララが彼らに何かしらの影響を与えているとしたら、凄いことですわね。
そうそう、新島襄氏といえば、再来年の大河ドラマ新島襄氏の奥様である八重さんが主役だとか」
「ひょっとすると、ひょっとしたら、クララが大河ドラマに登場! なんてことがあるかもしれないよねー。
クララの日記中に確実な記録はないけど、多分面識はあった筈だから。
ちなみに、うちの父様を主人公にした民放の大型歴史ドラマでは、クララ、ほんのチョイ役ながら既に登場していたりするんだけどね。
このブログ主は初めてそれでクララの存在を知ったらしいし。
あ、流石に大昔、大河ドラマで父様が主役を張った時は登場したかどうかは知らないって」
勝海舟氏の後半生が描かれるドラマは滅多にありませんからね。ドラマ的に盛り上がりに欠きますし。
そう云えば、あなたもドラマに登場したことがあるとか?」
「ドラマじゃなくて、アニメね。『るろうに剣心』のアニメオリジナル回で悪人に誘拐されたことがあるよー(笑)。
ちなみに声優は岩男潤子さん……だったらしい」
「らしい? ということは見ていませんの?」
「近隣のレンタル屋にアニメオリジナル回のDVDがないんだもの。
ネットレンタルでそのうち見よう見ようと思っているんだけど、見るとアニメのイメージがついちゃてうからってことで先延ばしになっているらしいよー。
というわけで、実際にアニメで私を見たことがある方は是非感想を聞かせて下さい(笑)」
(終)

と云った所で、今週も最後までお付き合い下さった方、有り難うございましたm(_)m。
最後まで読んで頂けた方、拍手ボタンだけでも押して頂ければ幸いですm(_)m。
その他にも、ご意見・ご感想、質問等も随時募集中ですのでお気軽に拍手で。