Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

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帰ってきたクララの明治日記 第10−4回

1884年1月11日 金曜
この前書いてから、なんと忙しいことが多かったことか。
十五日ごろからクリスマスの準備を本気で始めたが、ときわ木を飾りつけたり、プレゼントを選んだり作ったり、友達にお祝い会の招待状を出したりで、猫の手も借りたいほどの忙しさであった。
クリスマスの夜には、勝家と杉田家のご家族、西寛二郎夫人に来ていただき、ささやかなおもてなしをした。
母は現実にはいなくとも、母の感化が未だ残っていることを皆に感じていただきたいと思い、なんでも母がするようにしたいと思った。
大変楽しかったけれども、去年一緒だった人のことがふと心に浮かんで来たので、座をはずして、思いきり一人で泣いてしまった。
元旦と、その後二、三日は、アディと私にお客様がみえた。
日本人も外国人も来られたが、そのため相当に忙しかった。
その後仕事を始め、できるだげ忙しく、陽気にしている。