Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

Fate雑記(士凛特化)&血だまりスケッチ こと 魔法少女まどか☆マギカ観測所

帰ってきたクララの明治日記 第15回−1

1884年8月6日
今、大変陽気な二人の方をもてなしている。
生涯の四十二年間をサンドウィッチ諸島、つまりハワイで過ごされた、デイモン博士夫妻である。
ご夫妻は私たちの友人の多くを知っていらっしゃることがわかった。
ご子息は、長い間清国で宣教師をしておられたハパー氏のお嬢様のメアリさんと結婚なさっている。
夫妻はロンドンのマシソンー家とも知己で、1880年にはマイルドメイにおられた。
その時母と一緒にそこの集会に出席した。
お二人はフィラデルフィアに住む母の親友のデイモン夫人もご存じだし、勝氏が提督で二十五年前にサンドウィッチ諸島を訪れた時おもてなしをなさったそうだ。
十五年前にニューブランズウィックで勉強されていた小鹿さんにもそこでお会いしている。
遠藤さんという若い婦人が、先月の二十日からチャールズ夫人の『キリスト教国の婦人』を日本語に翻訳している。
私は遠藤さんといっしょに毎朝それを読んであげている。
チャールズ夫人とはロンドンでお会いした。お宅はハムステッドヒースにある。
ティモン氏も夫人に会っていらっしゃる。
ディモン氏はブルームスペリー・スクェアのバー家に下宿しておられたことがある。