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一日遅れて申し訳ありませんでしたが、日曜恒例異文化交流クイズです。先週は大阪絡みの問題でしたので、今回は神戸関係からの出題。珍しく少しはFate絡みと云うべきかw。
1867年の兵庫開港の際、幕府は外国人との紛争を恐れて、兵庫から東に２キロ離れた旧生田川河口付近に外国船停泊地を作ります。これが実質的な現在の港湾都市としての神戸の始まりです。横浜同様、その地の外国人居留地に引かれた東西８本、南北５本の道路が現在の神戸市の町作りの基本となります。もっとも1872年頃くらいから建ち始めた居留地内の異人館は現在は殆ど残っておらず、残っているのは北野町の方の、明治後期以降に作られたもののみとなっています。遠坂邸や間桐邸のモデルとなった建物があるのがこの北野町の方ですね。
さて開港時期と立地条件から、港としても、町としても横浜に遅れを取ってしまった神戸ですが、僅かに先んじたのがゴルフコースの設立。意外な事に、日本で最初のゴルフ場が出来たのがやっと明治３４年。英国人が六甲山に造成した僅か４ホールのコース。９ホールになったのは更にその２年後。しかもグリーンは芝ではなく、砂を固めたサンド・グリーン。それでも明治３６年５月２４日にはクラブの開場式が開かれ、同時に我が国初のゴルフ大会が開催されます。
で、ここに至りようやく神戸に対してライバル意識を抱いた横浜は明治３９年になってゴルフ場を作り、翌年８月４日に「神戸VS横浜」のゴルフ対決が六甲コースで開催される事になりました。名称は「インター・ポート・マッチ」。お互いに既にライバル意識に燃えまくっているのがよく分かるネーミングですね。もっともこの大会の参加者は全員在留外国人だったわけですが。
さて、ここでクエスチョン。こんなに長い前フリをしたのに申し訳ないですが、今回の問題は簡単至極の二者択一。この第一回神戸ＶＳ横浜のゴルフ大会は果たしてどちらが勝利したでしょうか？　回答はこちらも一日ズラして木曜日の２２時まで。web拍手にてお待ちしています。